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社長ブログBLOG

2022年12月1日社長ブログ

2022年12月01日
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一時期150円台にのった円安も、今は少し落ち着きだしています。 
とはいえ物価上昇基調は変わらず続いていきそうです。 
当社においても、賞与とは別に物価高手当を支給することとしました。十分な金額ではないかもしれませんが、社員の暮らしを支えることに力を尽くしたいと考えています。 

今回の物価高騰は、日米金利差による円安→輸入品の価格高騰、ロシアのウクライナ侵攻によるエネルギー価格高騰などが原因ではありますが、それ以前に、欧米諸国と比較して伸びない国内の平均年収というものがあることは、多くの人の知るところかと思います。 

平均年収が伸び悩む原因にもいくつかあると思いますが、私が重視しているのは、「(日本国内において)人口が増える前提のビジネスモデルから、減る前提のビジネスモデルに変えることができていたのか」という点です。この点、当社を含め対応がまだまだ不十分な中小企業が多いのではないかと感じています。 

変化する環境の中においても、社員の暮らしの安心を守ることのできるビジネスを作るため、変わらないものを守るために、変わり続けられる企業になることを今後も目指していきます。


2022年11月1日社長ブログ

2022年11月01日
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コロナ禍で失ったもの

コロナ禍になり私たちが失ったもののひとつに、仕事以外のコミュニケーションの時間があります。 
コロナ前であれば、仕事上がりに仕事仲間と、食事やお酒を楽しむ時間がありました。しかしコロナ後の感染防止策として、またリモートワークが進んだこともあり、コロナ後にはそうした仕事外のコミュニケーションの時間が全く失われてしまいました。 
その結果、仕事の時間のみの人間関係に閉ざされてしまい、仕事仲間との、仕事外の人間関係を育むことができなくなってしまいました。このことは思ったよりも大きな損失だと今にして痛感しています。
 「仕事の関係なんだから、仕事の時間だけの関係で十分じゃないか」という考え方もあるかと思います。しかし実際に仕事の時間だけのコミュニケーション、関係だけで仕事をしてみると、どうもうまくいかない部分が散見されます。どうやら仕事以外のコミュニケーションでお互いを理解し、受け入れ、敬意を持つことが、お互いに心地よく仕事をする前提として大きいのではないかと思っています。 
当たり前の話でもありますが、どうやらそうなのです。人間は社会性の生き物と言いますが、こうしたところでも、会社組織という社会を健全に保つことの重要性を痛感します。 
また仕事の効率や成果という観点を超えて、「いかに幸せになるか」という観点からも、やはり仕事以外のコミュニケーションが重要ですよね。お互いに敬意を持てる関係で仕事ができる方が幸せに決まっています。 

こうした状況を嘆いていても解決はされません。 
当社ではオフサイトミーティングという手法を取り入れてみようとしています。 
今まで自然発生していた仕事外のコミュニケーションを、人為的に仕事の時間内で作ってみようという試みです。 
少しずつでも社員が健やかに働ける、TAKEUCHIで働くことで幸せになれる環境を作っていきます。


2022年10月1日社長ブログ

2022年10月01日
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2022年10月13日(木)に、板橋区バレーボール連盟ママさん部の主催で、TAKEUCHI杯バレーボール大会が開催されます。当社TAKEUCHI(株)およびグループ企業である東京ガスライフバルTAKEUCHI(株)は、本大会の協賛をさせていただきます。 前回開催が2019年なので、実に3年ぶりの開催です。 
また今回が記念すべき第10回大会となります。10年間にわたって、地域の皆様の健康やレクリエーションに貢献させていただいていることに、感謝の気持ちでいっぱいです。 
もちろん感染対策が必要になるため、前回大会と同じというわけにはいきません。各種消毒液の用意など、万全の感染対策を実施いたします。 

日本語で「レクリエーション」というと「娯楽」のようなイメージを持たれる方も多いかと思います。私もそうだったのですが、英語でre-creationと考えると、「再創造」という意味になり、単なる「娯楽」ではなく、新しい発見や行動、思考にとって大事な時間だと考えられます。
そう思うと人生にとってもリクリエーションは不可欠なのではないかと思っています。 

特にスポーツというリクリエーションは、健康増進だけではなく、仲間との一体感、達成感など、様々な喜びの源泉ともなるように感じています。 そんな意義深いバレーボール大会を、参加者の皆様と一緒に楽しみたいと思います。


2022年9月1日社長ブログ

2022年09月01日
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この夏には北陸や東北で大雨が降りました。 
大きな被害を受けられた方もいらっしゃるかと思います。 
一日も早く安心して暮らせる日常を取り戻されることを願っています。 

当社は主に群馬県と埼玉県、東京都を事業エリアとしており、またガス事業を祖業として発展してきたインフラを担う企業です。 
インフラ事業の提供価値は「いつも通りに使える」ことだと理解しています。北陸や東北の大雨の影響を受けたエリアでは、住宅、道路などが大きな影響を受けました。当社の事業エリア外ではありますが、インフラ企業としてやはり心配になります。 

また世界でも不安定化が進んでしまっています。 
2月末にロシアがウクライナに侵攻を開始した結果のエネルギー危機、食料を中心とした物価高騰、また温暖化による気候変動など、様々な点で安定していたはずのシステムが、少しずつほころび始めているように感じます。 VUCAの時代と言われて久しいですが、最近は本当に変化の速度、不安定度が上がっていると感じています。 

そんな時だからこそ「いつも通りに使える」ことの価値が上がってきていることも感じます。様々な事柄が変化しているからこそ、家と暮らしに直接かかわる面においては「いつも通りに使える」ことを大事にしたい。そのことを当社は今後も継続して、集中して皆様に提供していきたいと考えています。 

いつも通りに水が出る、お湯が出る 
お風呂に入ってほっとできる 
トイレが使える 
ゆっくり眠れる 
リラックスできる空間がある 
楽しくおいしい料理を作ることができる 
家族で時間を共有できる 

そんな「いつも通り」の価値を提供することに、これからも挑戦していきたいと思います。


2022年8月1日社長ブログ

2022年08月01日
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前回の社長ブログから約半年が経ちました。
その間に、世界で日本で様々な出来事が起こってしまいました。 
コロナ禍に始まったロシアのウクライナ侵攻、その結果のエネルギー危機、食料・エネルギーを中心とした世界的な物価高騰、円安、元首相の銃撃、世界で最も多い国内感染者数。 
わずか半年の間にこれだけのことが起こってしまうと、(あまり運命論的な考え方は好きではないのですが)今後の大きな変化の到来を予感してしまいます。 

今、私たちはパラダイムの転換点にいるのかもしれません。 
米ソ冷戦→アメリカ一極→米中対立(及びGゼロ)ときて、民主主義国家対独裁国家、そして両者のバランスに影響を及ぼす第3軸国家の存在。米中ソを中心に、様々な国家・組織が各々の目的達成のために動きだしています。 
日本国内も人口増加時代から人口減少時代へすでに入っています。 
その結果、どんな世界になっていくのか、どんな日本になっていくのか。 
私たちはよりよい世界を作るために、今何をすべきなのか。

ひとつは、より顧客提供価値の高いビジネスを実現することで、お客様と社員の幸福を増大していくことだと私は考えています。 
仕事として、あまりに当たり前のことですが、まずはこれをやらない事には始まりません。 
具体的には一人ひとりが創り出せる価値をより大きくして、やりがいをアップしつつ、社員の待遇向上にも取り組んでいきます。 

また今回のウクライナ危機後に状況が後退してしまっている、脱炭素についても、弊社としてやるべきことが多くあると考えています。 
具体的には空調事業における省エネ、リフォーム事業における断熱、ガス事業における省エネ・災害対応、給湯器などの家庭用インフラ機器の効率化などです。 

世界の大きな動きに比べたら、当社ができることは微々たるものですが、当社としてやるべきことを一つ一つ、愚直に実現していきたいと思っています。 

余談ではありますが、当社からもウクライナの方々への人道支援を目的に、日本赤十字社へ寄付を実施しました。この募金は、当社社員へのアンケートを実施した結果、83.8%が募金に賛成であったために実現したものでした。 
ウクライナの人々をはじめ、日本、世界の人たちが安心して暮らせる社会の実現に当社も貢献していきたいと思います。



2022年1月15日社長ブログ

2022年01月15日
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機能と意味 

前回は「価値と利益」の話を書きました。 
今回は「機能と意味」です。
20世紀中ごろの敗戦後、モノがなかった時代にはモノの機能が非常に重要な時代でした。 いわゆる「3種の神器」に代表される家電や車などにより、家事や情報伝達の生産性、移動効率などが飛躍的に向上しました。
一方、21世紀に入り、機能面ではやや過剰気味、飽和気味になっているものもあります。 消費者からは「そこまでの機能はいらないよ」という現実がありながらも、メーカーとしてはより高機能な製品を作り続けざるを得ず、結果としてシンプルで低価格な製品に負けてしまったりもしているようです。 
またパソコンや車のように、徐々にコモディティ化してきている製品の場合にも、機能の差別化が困難になってきています。 
そうした高機能なものが十分に供給されきった環境における差別化要因として、「意味」が注目されています。 

例えばサステイナビリティの観点からスニーカーをつくるメーカーがあります。機能面はもちろん十分なのですが、機能だけ考えると市場の中でやや高い価格設定かもしれません。それでもビジネスとして成立しているのは、「サステイナビリティ」という「意味」に対して消費者が対価を支払っていると考えられます。 
脱炭素など社会課題解決系の話だけではありません。例えば1台が何千万円もする車であっても多くの購入者がいるようです。機能面だけで考えると、確かに速度は出せるのですが実際にそこまでの速度を出す機会はなく、モノを運ぶという機能も優れてはいませんし、多くの人が乗れるわけでもありません。維持費もかかるようです。そうした機能面で決して優れているとは言いにくい車であっても、高い対価を支払う人がいるのは、その「意味」に支払っていると考えられます。 

モノとしての機能面が飽和してきている現在において、機能を必要十分に満たすことを前提として、その上に「意味」を付加した商品・サービスが求められています。 

ではその「意味」はどのように作っていけばいいのか。 それを考えていくのが今後の経営者の大事な仕事だと考えています。



2021年12月15日社長ブログ

2021年12月17日
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価値と利益 

デジタル化が進んだ恩恵として、経営管理がより容易に正確に行えるようになったことがあげられます。当社もそうした経営管理を進めることで、利益の最大化を図っています。 
一方、経営者として思うのは、利益は目的ではなく結果にすぎず、目的は価値の最大化にあるということです。 

お客様にとって価値があるとお客様自信が認めてくれる製品・サービスがあり、その製品サービスに対してお客様が支払ってくれた額が、付加価値です。そしてこの付加価値は、当社が提供することのできた価値を貨幣価値に換算されたものと言えます。 
経営管理とは、この付加価値を最大化するとともに、できるだけ無駄なく、利益として残すことだと考えています。そうすることで、利益を社員に還元し、よりよい製品サービスを開発提供していくことが可能になり、当社の提供価値を少しずつ大きくし、よりお客様の幸せに貢献していくことができるようになる。そして社員の幸せも少しずつ大きくなっていく。このサイクルを廻すことこそが、経営者としての私の仕事です。 
この順番が逆だと成立しません。価値→利益の順番だからこそ成立するものだと考えています。 

あくまで価値があり、その後に利益がついてくる。 
当たり前のことですが、この順番を間違えない経営を続けていきたいと思います。



2021年11月15日社長ブログ

2021年11月15日
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首都圏において学校、病院、商業施設などの空調設備をおさめてきた当社の首都圏ソリューション事業部より、新サービスがリリースされました。

●安心空気ソリューション 
●プレスリリース 

部屋の構造、空調機器の能力・位置、滞在人数などから、室内の空気の流れや滞留をデータ化し可視化します。その結果から、より安心して滞在できる空気環境空間を実現する空調をご提案します。 

こうした取り込みが強く求められている空間のひとつに「学校」があると考えています。 学校は知識を学ぶためだけの空間ではなく、他者との関わりの中で社会性を学び、身につけていくことも大事な目的です。人生におけるかけがえのない友情や人間関係を育む時間としても、とても大事な空間だと思います。
これらのこともオンラインでの授業のみでは、なかなか難しいのではないでしょうか。やはり実際に顔を合わせて、微妙なニュアンスまで感じ取れる距離間でコミュニケーションをとることで、はじめて可能になるように思います。 

当社の「安心空気ソリューション」で、学校空間の空気の流れを可視化・データ化し、学生もご両親も安心して通学できる、安心して対面できる空間づくりに貢献していきたいと考えています。



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