当社のビジネスには3つの柱があります。発祥の地である群馬県で展開する「エネスタ・ガス事業」、群馬県と首都圏に展開する「住宅リフォーム事業」、学校や商業施設、病院などにおける電気・ガスの「空調・省エネ事業」の3つです。
またTAKEUCHIグループ全体での事業領域を表現する言葉として「WALiGE」という造語を使っています。

どの事業も人の暮らす空間「住環境」に関わる事業であることが共通点です。
一般に人の生活に欠かせないものとして「衣食住」があげられますが、その中でも特に当社の事業領域である「住」の部分は、時代の大きな変化に合わせてゆっくりと、しかし大きく変わってきた領域です。
一方、住環境のありようは大きく変わっても、私たちが住環境に求めるものは大きくは変わっていないように思います。私たちが住環境に求めるのは、他者とのつながりの場、安心・安全・快適な場、自分らしくいられる場、などではないでしょうか。
当社は今までもこれからも、こうした「住環境」の提供を通じて、よりよい社会をつくる力のひとつであり続けたいと思っています。

また当社のもうひとつの特徴は「サービス業であること」です。
当社は何かモノを作っているわけでもなく、また新しい技術開発をしているわけでもありません。人と人が接する場において価値を創り出すことを使命とする、人の成長によって価値を高めていく「サービス業」を専門にしています。
世の中のイノベーションは技術領域、モノ領域に偏りがちではありますが、こうした技術・モノだけで人が幸せになれるとは当社は考えていません。私達人類は、他者との協業の中で、一緒に何かすることを通じて、幸せを作ってきたと考えています。 その意味で、当社はサービス業に集中し、人の成長を支援し、サービス業を極めることで、この社会に住む人々の幸せに貢献していきたいと思います。

代表取締役社長　野村 一磨