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寒い日にエアコン暖房が止まる!?「霜取り運転」の原因と対策をご紹介!

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こんにちは。
今年の冬は群馬でも12月から雪が降り、寒さが厳しい冬となっています。
加えて燃料代の高騰による電気代の値上げ発表も相次ぎ、家計に占める光熱費も頭が痛いところです。
今回は、家庭の主力暖房器具でもあるエアコンについて空調設備のプロがご紹介します!

●エアコンが効かない?!部屋が暖まらない原因は「霜取り運転」の可能性が考えられます
霜取り運転出典:DAIKIN「霜取り運転とは」

雪の日や極端に気温が低い日に「エアコンをつけたのに一向に部屋が暖まらず温風もでない」「いつの間にか、エアコンが止まって室温が下がっていた」というような経験がありませんか?その原因は、「霜取り運転」を行っている可能性があります。
「霜取り運転」とは、室外機の熱交換器についた霜を溶かしている動作のことです。 エアコンが暖房運転をしているとき、室外機は屋外に冷たい空気を吹き出す動きをしています。この時、室外機の中にある熱交換器が冷たくなり、空気中にある水蒸気が結露して凍ります。霜がつくことで一時的に室外機の熱交換器を温める「霜取り運転」をはじめます。

この「霜取り運転」をしている間は、エアコンから暖かい風が出てこなくなるため、故障したと勘違いをしてしまいがちです。「霜取り運転」を開始してからしばらくすると霜が溶けてなくなり、通常の暖房運転が再開しますので、ご心配にはおよびません!
下記のような症状は「霜取り運転」をしているサインになります。もしかしたら…と思ったときは、チェックしてみてください♪

▼霜取り運転のサイン

  • エアコン本体のランプが点滅している
  • 暖房運転にしているのに、暖かい風が出てこない
  • 運転開始から5分くらいで止まるが、しばらくするとまた動き出す
  • 室外機から湯気が出ている
  • 室外機から大きな音がする

また、エアコンの霜を早くとるために室外機に直接お湯をかけるのはやめましょう!本体の中に水が侵入し、不純物が含まれた水でフィンを痛めてしまうので、故障の原因になります。霜が自然に溶けるのを待ちましょう。

●「霜取り運転」を回避する対策

設定温度

その1 暖房の設定温度を少し下げる

なかなか室温が暖まらないと設定温度を上げてしまいがちですが、外気温と設定温度の差が大きくなるほど霜が付きやすく、センサーが感知して「霜取り運転」が頻繁に作動します。よく「霜取り運転」になるようであれば、設定温度を1~2℃ほど低くしてみましょう。

荷物をおかない

その2 室外機のまわりになるべく物を置かない

室外機の周りには物を置かず、周りの空気の循環をスムーズにすることでエアコンの運転にも負荷がかかりにくくなり、「霜取り運転」の回数減少につながります。特に雪が良く降る地域は雪で室外機が埋もれてしまわないよう気をつけてください。室外機を高い位置に設置したり、室外機に屋根を設置するなどは効果的です。

その3 寒冷地向けのエコアンに買い替える

様々な対策を行っても「霜取り運転」が頻繁に行われる場合は、思い切って寒冷地向けエアコンに買い替えるのもおすすめです。寒冷地向けエアコンは雪が多く外気温が低い環境でも運転するパワフルなエアコンが多く、霜対策が取られているので効果が実感できます。

●省エネ性能の高いエアコンのご検討

グラフ②出典:一般財団法人 家電製品協会「2020年度版スマートライフのすすめBOOK」(期間消費電力量)

今使用しているエアコンが10年以上経過している場合は、交換を検討されてもいいかもしれません。特に注目すべき点は「省エネ」です。10年前のエアコンと最新型のエアコンと比較すると、約17%節電になります。

また、最新のエアコンには…

  • 自動クリーニング機能
  • 空気清浄機能
  • 人感センサーやAI(人工知能)で温度や気流を自動調節する機能 など

様々な魅力的な機能が搭載されています。
特長を知って、自分のお家にあったものを選びましょう。

まだまだ寒い日が続きます。
TAKEUCHIでは、エアコンをはじめ空調のお困り事のご相談を承っております。お気軽にご相談ください。

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